こんにちわ!!平凡サラリーマンのひーたです!!
「企業の終身雇用の崩壊」「老後資金2000万円問題」等サラリーマンを悩ませる社会になってきております。ますます少子高齢化していく事が予想されるので自分の老後はどうなるんだろうと不安を抱く事もあると思います。私も上記の問題に悩んでおります。そんなときに出会った本の紹介をしたいと思います。


こちらの本です。サラリーマンを「副業」にしようです。
こちらの本の著者は東証一部上場の企業に勤めておりました。このまま社会のレールに乗ってさえいれば無難に人生を過ごせると思っていたが会社が赤字を出した事によってリストラが行われ、このままではやばいと思った事がきっかけになり、副業をスタートさせました。後に独立して成功をするという自身の経験をもとに書かれた著書であります。
副業の時代へ
副業について話す前に日本のサラリーマンの歴史に触れなければなりません。かつての日本はサラリーマンをしている事が間違いのない人生選択でした。いわゆる「高度経済成長期」と呼ばれていた時代です。
当時の人々は有名な大学に入学し一流企業に入社する事に力を注いでおりました。そうすることで終身雇用を手に入れ、数千万円の退職金を手にする事ができました。企業に勤めれば定年まで勤めあげるのが当然と言われる時代が、令和になるとリタイアまでに2度~3度転職する事も珍しいものではなくなりました。また、これまでの多くのサラリーマンは給料があがらない代わりに残業をすることで足りない分を補ってきました。しかし、現在は働き方改革が施工されることで残業をすることが難しい時代となってきました。人々の寿命も長くなり、昔のように企業に勤めあげるサラリーマンでは生きていく事ができなくなってきております。
「長くなった人生をどう充実させるか」「老後の資金をどれだけ確保できるか」といった人生の2大テーマを解決する有力な方法として副業が注目されてきております。法律で副業は禁止されていないどころか政府は副業を推奨しております。それは国民の収入が増えれば税収があがること、また減り続けている労働人口を補える事になるからです。企業側にとっても、一人を長時間労働させる事はかなりのリスクになりますので足りない労働力を補うための代替え手段となります。その為、国は就業規制に副業禁止規定をいれてはいけないといった対応をすることになってくると予想されます。
間違いだらけのサラリーマンの副業
人々は自分にもできそうなことを副業にしてしまう傾向にあります。
- アルバイト
- ギグワーク
- 情報商材を使った副業
普段フルタイムで働いているサラリーマンにとって副業は貴重な隙間時間を使ってすることになります。上記はすべて隙間時間を有効に使って行える副業ではありますが、1,2は他人と差別化しいくいという事にあります。貴重な時間を使って働きますのでもったいないと著者はいいます。3は詐欺が多発するよう注意分野であります。自分自身の個性を活かせない仕事では時間単価が安く長期的な目でみると稼げない事になります。
副業禁止規定がある企業はあると思いますが、企業が副業を禁止す意味は3つになります。
- 会社の情報漏洩を防ぐ
- 顧客が奪われるのを防止する
- 従業員の勤務がおろそかにならないようにする
この地雷を踏まなけば、副業がバレる可能性は低いですしうるさく言われる事もありません。この本の著者は上記の地雷を踏まないように別の業界で副業を開始します。
著書のタイトルにありますサラリーマンを副業にする為には2つのステップをクリアしなければなりません。
- 第1ステップ:副業の時給が、サラリーマンの時給を超える状態
- 第2ステップ:副業の収入が、サラリーマンの収入を超える状態
時給であれば、本業のサラリーマンの時給を超える事も可能です。第1ステップをクリアすれば、第二の本業になる手前の状態であります。時間単価を意識していく事が重要であります。
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副業のスタイル

上記は著者が考案したジョブマトリクス図になります。ビジネスに必要な職域を4つに分けたものです。
先天的才能・・・これまでの人生の中で無意識的に身につけてきた能力やもとから持っていた才能の事。例:プロアスリート
後天的努力・・・意識的に努力することで身につけてきた能力の事。例:一般的な業務や営業
職人・・・自分の技能を研ぎ澄ます事。他人との差別化
支援・・・表に出ない 縁の下の力持ち
副業としておすすめなのはSupporterとSalesになります。特にSalesです。今後の努力次第で結果を変える事が可能であるからです。上二つは転職や独立・起業に向いている職種であるので副業には向いておりません。
副業が売れるしくみをつくる
ペルソナを設定する
ペルソナとは・・・マーケット用語で理想の顧客
ペルソナの作り方には2通りある
- 過去の自分
- ペルソナに近い人を見つけてモデリングする
1の過去の自分はイメージがしやすいと思います。現時点での自分は解決できているが、過去の自分は解決できていなかった事をペルソナと考え、その時の自分に向けてできるビジネスを考える。
2は自分の理想の顧客に近い人を見つけて、モデリングするというものです。この著書では「島耕作」という漫画の作者を例にしていてます。この作者はサラリーマン生活は3年であったが、サラリーマンの同僚に取材をすることによって、サラリーマンのリアリティを描けております。
多くの人は一番の過去の自分をペルソナにすることができます。たった一人のペルソナではありますが、その一人つまり過去の自分と同じ悩みを抱えている人は多くいるため芋づる方式で多くの方が顧客となります。
売れる仕組みの3ステップ
- 見込み客リストをつくる
- 試食を準備し提供する
- オファー・アクションを起こす
1.見込み客リストをつくる
見込み客リストというのは「コンタクトができ、新たな顧客になりうる可能性がある人」の事です。友人・知人等
2.試食を準備し提供する
要は無料で情報を提供するという事です。見込み客との関係の構築になります。情報を提供することでこちらから売り込むのではなく買いたいと思わせる事が必要であります。売り込む事で胡散臭いと思う人がいるからであります。
3.オファー・アクションを起こす
商品提示です。買うor買わないのアンサーは必ずもらう事。売るものは極論なんでも良いのです。見込み客の悩みを解決できる商品であればなんでも良いのです。コストを抑える為に初めはすでにある商品を売ることが良いといっています。
副業を発展させる
副業を発展させる上で、上記ジョブマトリクス図のSalesの内の一つのマーケティングが重要になります。マーケティングは見込み客を集める有効な手段となります。
では具体的に何をするかというと自分のメディアを持つ事です。
- ブログ
- YOUTUBE等
見込み客はだんだんと枯渇していきますが、これらの媒体を上手く利用することで見込み客を集客できます。売れる仕組みの3ステップである1,2を省略することが可能となります。
副業を安定させる
毎月のセールスの契約数によって売上が増えたり減ったりするビジネスをフロー型ビジネスといいます。一定期間ごとに固定の収入があり、徐々に積みあがっていくことをストック型ビジネスといいます。前者のビジネスを後者のビジネスに変えていく事で安定した収入を得る事ができるようになります。

おわりに
サラリーマンを副業にしようをまとめてみました。この本は実際の事例を踏まえて、副業を本業にする為の方法を教えてくれる本であります。実際の例は文章が長くなりますのでこの記事では書かせてもらっておりません。本書を読んでいただきますとありがたいです。
知人や友人にSaleをするところは正直「ん~」と思う部分もありました。しかし、SNS等のメディアを通しての今風のSaleのやり方も書いてありますのでそこは共感できました。この本は副業のノウハウというよりもサラリーマンを副業にするというタイトル通り、副業を本業にしていく上で必要な知識を得ることができます。
実際に営業をしていた方という事もあってセールスのところの相手が欲しがるまで売りつけてはいけないというところとかサラリーマンの私も勉強になりました。副業を考えている方、サラリーマンの営業職の方は勉強になる本だと思います。
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