本屋大賞にノミネートされた「六人の嘘つきな大学生」ですが、この本は物語が進むにつれて、伏線が回収されていく面白さがありミステリーものが好きな人には刺さる本になっておりますが、結局嶌依織は誰が好きだったのか気になりませんか?
「六人の嘘つきな大学生」のあらすじ(ネタバレ注意)については下記の記事をご参照ください。
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嶌伊織とは?
「六人の嘘つきな大学生」の主人公の1人。
早稲田大学社会学部に在学しており、スピラリンクスの最終選考に残った6人の中から内定を獲得しスピラリンクスに入社。
物語の終盤になるにつれて、嶌依織が犯人なのではないのかと錯覚させられるが実は犯人ではなかった。
真犯人を探したいと思い、最終選考に関わった当時のメンバー等にインタビューを行う。
嶌伊織が好きだった人とは?
嶌伊織は波多野が好きと言うのは嘘であった?
物語終盤で波多野の妹と波多野が借りていた貸倉庫の片づけを行った際に妹から「兄の事をどう思っているのか?」と聞かれた際に「好きだった」と告白をしております。
その時にやっぱり僕はそうだったのかと納得しそうになりました。
しかしながら、その前に波多野が人事部に嶌伊織の告発内容を送って、もう一度選考をしてほしいという内容の文章を作成しかけていたのを嶌伊織が見つけました。
この腹黒さに合わせるように波多野の妹に「好きだったよ」と嘘を言ったのだと考察しました。
本当に好きな人は誰であったのか?
では本当に好きな人は誰なのでしょうか?
結論から言うと久賀になると思われます。
これも物語終盤で波多野が借りていた貸倉庫の整理に向かっている道中の車内で「兄事、嶌さんはどう思ってたんですか?」と聞かれますが、答えをはぐらかします。
妹は「兄は嶌さんの事好きだったんだろうなと思っていました」と言い、「嶌さんに票入れていたじゃないですか?あんなのほとんど好きな人投票みたいなものじゃないですか。
「好きだから票を入れちゃうんですよ。『あなたは優秀だと思う』と『あなたが好きです』の境界って結構曖昧ですよ」という妹の発言に対して、本当に鋭い考察だと感心しておりました。
嶌伊織が最初から最後まで投票をしていたのは久賀でありました。
最終選考が終わるまでは久賀が好きだったんです。
インタビューにて
久賀とのインタビューにて久賀が下記のように発言しております。
しばらく見てたでしょ、僕のこと。
いつってあのときだよ。僕の「写真」が明らかになってしばらく。
もちろん気づいてたよ。侮蔑と失望と疑念とあとなんだおうね。いろいろなものが混ざり合った混沌とした視線を君は向けていた。以外にわかるもんなんだよ、そういうの
告発によって久賀が彼女を妊娠させ、中絶し、彼女と別れたことが分かった際に、嶌伊織はしばらく久賀を見ていた描写があるのですが、やはり好きだったからこそ、こういった特別な感情が混じった視線を向けていたのでしょう。
久賀の告発があったにも関わらず、久賀に投票をしていたので好き確定と言ってもいいでしょう!
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